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ガイドヘルパーとヘルパーの違いを解説

query_builder 2023/01/02
コラム
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ガイドヘルパー」と「 ヘルパー」はどちらも障害や病気の方を支援する人をいいます。
2つは混同して認知されているケースも珍しくありません。
しかし実際の資格習得方法や業務形態は大きく違います。
今回は「ガイドヘルパー」と「ヘルパー」の違いを解説します。

ガイドヘルパーとは
ガイドヘルパーは正式名称を「移動介護従業者」または「移動支援従事者」といいます。

■必要な研修
支援する障害者によって必要な知識や技能が異なる研修を修了する必要があります。

①視覚障害者ガイドヘルパー
「同行援護従事者養成研修」を修了する必要があります。
「一般課程」「応用課程」があり、応用課程まで修了すると同行援護「サービス担当責任者」の役職に就くことが出来ます。

②全身性障害者ガイドヘルパー
「全身性障害者ガイドヘルパー養成研修」を修了する必要があります。
全身性に疾患があり「身体介護」が必要な方を支援する為に必要な研修です。
研修内容は「介護福祉士」「ホームヘルパー」の分野と被る部分があります。

③知的・精神障害者ガイドヘルパー
「行動援護従業者養成研修」を修了する必要があります。
知的・精神障害のある方の行動支援をする場合に必要な研修です。
既に「介護職員初任者研修課程」を修了している人であれば、知的障害者の外出介助を行うことが出来ます。

ガイドヘルパーの業務
障害のある方の「外出介助」が主な業務になります。
「通勤・通学の介助」「買い物の介助」「食事や排泄の介助」などです。

▼ヘルパーとは
ヘルパーは正式名称を「訪問介護員」といいます。

■必要な研修過程
ヘルパーは「訪問介護員養成研修1級」「訪問介護員養成研修2級」に分かれており、取得に必要な研修が異なります。

①訪問介護員養成研修1級
「訪問介護事業所」において「サービス提供責任者」に就くことが出来ます。
「訪問介護員養成研修1級」修了すると同時に「福祉用具専門相談員」「ガイドヘルパー」の資格が与えられます。

②訪問介護員養成研修2級
「訪問介護」において身体介護・家事援助の業務に就くことが出来ます。
その後実務経験3年以上経過すれば「1級養成講習」または「介護福祉士」の受験資格が与えられます。

■ヘルパーの業務
介助が必要な方の所へ訪問し「身体介護」「生活援助」が主な業務です。
「食事介助」「入浴介助」「着替えの介助」などの支援をします。

▼まとめ
ガイドヘルパー」と「ヘルパー」はどちらも介助を主な業務としますが、支援の方法に違いがあります。
支援業務をする上で修了が必要な研修も違います。
どちらも介助が必要な方にとって欠かすことが出来ない重要な職業です。


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